7.25.2011

日常生活の買い物

オランダでスーパーといえばalbert heijn(アルバートハイン),JUMBO(ユンボ),

C1000(セータウゼン),LiDl(リードル)というのが多い

因みにHEMA(ヘマ)は食品はあまり扱ってない、あっても加工品がほとんど

(生鮮食品とか特に)日本とは扱い方が違う点が幾つかあったり

日本にはないようなものや日本にはあるのにこちらにはないもの、とか

パッケージのデザインもやっぱり日本のものと違う傾向

日本と比較しても一長一短なので、どちらが良いとはひと言で片付けられない

例えば

青果ものではカットされて数種類まとめてパック販売されていることも多い(特に葉ものや炒物用)

なので少人数家庭だったり少量使う程度ならひとつずつ材料を買ってたくさん余る

ということがなくて便利ではある (ウチは特にそう)

畜産ものは日本と加工の仕方が違うことがある

日本には日本の、オランダにはオランダの家庭料理があるから

それに合うような加工になっているってことなんだろう

魚介もあるにはあるけど、日本ほど種類はない印象

オランダの人も魚は食べるけど、やっぱり日本ほどではないのかな

とりあえず近場のスーパーではあまり新鮮な魚を見かけることがない

ムキエビとかはよく見るけど見た目が虫みたいで正直抵抗ある...

加工品はスープとかの加工品(というかインスタント)が多い

あと中華かインドネシアなんかのアジア料理とか(基本和えればいいだけのインスタント的なやつ)

面白いのはalbert heijnをはじめ、こちらのスーパーでは

試飲サービスとしてカップのコーヒーか紅茶のスタンドが設置されていることがある

夏になっても一向に暑くならず、スーパーの食品売場なんかはさらに温度が下がるため

結構ありがたく利用させてもらってる

でも            “あの中国人またタダ飲みしてるで”

というような視線が気になるのでホドホドに...

注:オランダに日本人と中国人の区別がつくはずもなく、在蘭中国人の方が圧倒的に多いからほぼ中国人と思われる

日用雑貨品はスーパーにももちろんあるけど

Kruidvat(クラウドファット)やbruna(ブルーナ)、

etos(イートス)なんかのドラッグストアも日本同様にある

ところでHEMAとKruidvatはセットで、といってもいいくらい

どの町にも必ずある、必ず

なのでなんか新しい町を訪ねる度、

HEMAを見つけるとチェックするのがワタシたちの恒例となっている 苦笑


そんな日曜生活の買い物で、すごく気になってることがある

日本では洗剤、トイレタリー関係で詰替用が当たり前だけど

こちらにはそういうものがない...なので毎回ボトルで買うことになる

うーーーーーーーーーん、なんか納得いかない

そういえば、欧州全体で詰替えっていう概念がないのかも

いままで幾つか行った(欧州)国で見たことがない気がする

あと、トイレットペーパーはパックで売ってるのに

ティッシュペーパーはバラ売り...orz

なんでだ


ティッシュのコンパクトサイズが当たり前だったり

詰替用のパックの口が入替えやすいようにチューブ加工されていたりとか

食品でも使い切らない場合にパッケージ(箱など)を

小さく折り畳めるような加工がされてあったりとか

そういう商品向上にかける日本人の情熱はズバリ

スバラシイ

と思う

たまに過剰やんと思うこともありましたが

さらなる進化を続けるんでしょうね、日本では

いろいろお国柄がありますね、日常のお買物事情も

b.

7.24.2011

オランダの車社会

まり男の仕事の都合で車を使って移動することが多い

北はAmsterdam (アムステルダム)から南はEindhoven (アイントフォーヘン)、

西はRotterdam (ロッテルダム)から東はNijmegen (ナイメーヘン)辺り

この範囲で大きな街だけじゃなくいろんな町(集落)を一日の半分は駆け回ってるカンジ

多い日には5,6箇所、町から町へ最低でも40分くらいかけて...

基本的に助手席なので移動している間もいろいろ観察できる

通り過ぎる景色や町並みから交通事情や標識、道路整備のあり方など

日本と違う点がいろいろあって興味深い

オランダは意外にハイウェイが縦横無尽に

しかも比較的効率良く整備されている(と思う)ので

何処へ行くのもストレスが少ないように感じる

因みにハイウェイの両サイドはほとんどがひたすら牧草地で牛、馬、羊

ちょっとビックリするのはハイウェイ脇の土手にも羊や牛が貼り付いてたりもする 苦笑

それ以外ではジャガイモかトウモロコシ、麦などの畑(が、これまた広大)

オランダの中心アムスから南端のマーストリヒトまでを突き抜けるA2線をはじめ、

主要な幹線(の交通量が多い箇所)は片側で4,5車線設けられていたりする

そして渋滞時以外、どの車も基本的にホントにきちんと右側車線を保ってるので

日本のように “のんきに追い越し車線をちんたら走る” 車がほとんどない

追い越しをするとき「だけ」左の車線を使って、また右側へきちんと寄る

そしてたとえ車線が空いていても、決して右側へ車線を変更して追い越しをしてはいけない

日本のように右へ左へ車線を縫って追い越しをすることはしない

後ろから結構なスピードで厳つい車(ドイツナンバーが多い 苦笑)が迫ってきたと思っても、

数台追い越した後ちゃんと右側へ寄っているので

なるほどなぁといつも感心する

これが徹底されているのはドライバーのモラルに依るところが大きいと思う

日本でも同様のルールはあっても“ないようなもの”と常々感じていただけに

この差は大きいと実感

ま、渋滞に引っかかると少しでも先に進もうと

隙あらば右へ左へウロウロする車もたまにはいるけどね

それからオランダをはじめ欧州各国は概ねハイウェイは無料で

周辺国からの配送トラックの往来も盛んであることや、

逆に列車の方が行き届いてなかったりすることも車社会に繋がる一因なんだと思う

ウチもそうだけど、田舎に限らず最寄りに公共交通機関がないっていうのは

実はそう珍しいことじゃない...

そして日本よりよっぽどスピードを出す(法定速度120km/hとか割と普通,max130km/h)けど、

交通事故をほとんど見かけない


もちろん環境問題を考慮すると必ずしも車社会バンザイとは思わないし

むしろこれで良いのかという疑問も当然ある

車がバンバン走ってる直ぐ側で動物たちが草を食んでいるのも良い訳がない

でも仕事上、車を利用せざる得ない現状(といえば言い訳になるのでしょうかね)でみると

車を利用する人のモラルが比較的高いと感じる点は素直に評価できるんじゃないでしょうか

少なくとも日本よりは

b.

7.09.2011

小さな遭遇者

欲しかった赤いバッグも装着して、オランダらしいomafietsになりました!

先日ハーレムに行った翌日曜はのんびり家で過ごした

ハーレムでは雨だったのにこの日は快晴...

ま、いいけどね

少し前に自転車用の欲しかったバッグも購入したし

ずっと前にまり男が送ってくれてた自転車用の “ I amsterdam” のベルも付けて

お気に入りのカスタムをしたomafietsで散歩に出掛けることに

因みにオランダの自転車は基本的に日本のような前カゴは付いてなくて

こんなふうにバッグを付けるか、ハンドル部にステイを付けて

カゴというよりバスケットなんかをつけるのが主流

そしてティーンの女の子たちは、このバスケットやハンドルを造花でデコレートするんです

ゴメンよ、写真はなし

それにしても、まり男は相変わらず行き先を決めずに走り出すので

何処まで行くのか判らない、でもまたきっと数十kmは走るんだろうなぁ

とちょっと気後れしながらついて行くことに...

でも途中の長閑な風景を楽しんだり色んなものを発見したりできるので

それはそれで楽しい


移動遊園地!
しばらく走っていると離れた町の方から

賑やかしい音が聞こえてくる

音の聞こえる方に向かっていくと

町の広場で移動遊園地が開かれていた

物語で読んだり映画で観たことはあるけど

日本には移動遊園地の文化はないので

ワタシにはとても新鮮

そういえば、ハイウェイを走ってると

たまにアトラクションを運んでるのを

見かけることがある

日本によくある、大人も楽しめるテーマパークのような派手なアトラクションはないけど

小さな町で子供たちを楽しませるには充分

でもなかにはUFOキャッチャーや千本引き、射的など

日本でも馴染みのあるものをみかけて、

こういうのは基本どこでも同じなんだなぁっていうのが面白かった

メリーゴーランドはなんだかノスタルジックな気分になるね

なんてことない乗り物なんだけど、こういうの普通に楽しくて好き
しかも結構なスピードでぐるぐる回るから
ちょっとエキサイティング



ちいこいの、これナニ?

遊園地を後にして、また自転車で走る

そして道端で不思議なものを発見!

ネズミのようだけど???

と思いながら自転車を止めて近づいてみると





                 なんとハリネズミ!
どんな生き物も子供は基本的に好奇心旺盛ね
恐がりもせずどんどん近づいてきた
しかもまだ子供のよう

こんなの動物園でしか見たことがないし!

逃げるかと思ったけど、

逆に向こうから近寄ってきて

しまいに脚によじ登ってきちゃった

あの針で刺されたらどうしようかと

ちょっと怖くもあったけど

つぶらな瞳はとても愛らしい

これにはさすがにまり男も

 “野生のハリネズミなんて見たことがない” と驚いてた

でも目の前の道路は車の往来もあって危ないから

“安全な場所に逃がしてやらないと”っていうまり男

うん、解るけどさ

知識が全くないのに野生の生き物を無防備に触るのはちょっと怖いんだけど

ッシャーーーーーッッ! ってなって全針使って防御に出るかもしれないじゃん?

って思いながらどうにか方法を考えつつしばらく眺めていると

通りかかったご夫婦がこの様子を見て近寄ってきて

彼等もこの可愛らしい小さな生きものを見て嬉しい驚きのような表情をみせてた

やっぱりこのままにしておくのは危ないわよね、って話しになって

マダムが持っていた紙にこのコを乗せて抱えたのだけど

このハリネズミちゃん、どんどんマダムの手の中に入っていっちゃう

そしてマダムも怖がりもせず最終的に素手で抱えちゃった

すごいや、マダム!!!

最終的に彼等が安全な場所に逃がしてくれたので

ありがとうを言ってお別れをし、

“すごいの見ちゃったよ!野生のハリネズミなんて初めて見たよ!”

って具合に興奮してしばらくその話をしながら帰りました



カントリーサイドの生活だけど、I amsterdam :)

b.

7.08.2011

久しぶりのHaarlem



Haarlem、聖パフォ教会と旧肉市場



もう7月、オランダに来て3ヶ月が経ってます

毎日ニコルソンさん 改め まり男 ( “ニコルソン”というのを嫌がるので止めます 苦笑 )  

お仕事のお手伝いでオフィスに出ていて、仕事以外での行動範囲があまり広がらず

それなりに毎日忙しくしているので “もう3ヶ月” という感もある

いろいろ行きたいところや、やりたい事もあるけど

当然、好きなことだけして過ごせるっていうものではない

でも旅行みたいにリミットがある訳ではないので

少しずつ、ゆっくり楽しんでいきましょうか



さて本題

先日、久しぶりにHaarlemに行ってきた

A'damから西に車で20分ほどのところにあり

旧い歴史の趣が多く残っていて、ワタシも大好きな街のひとつ

そしてこの街はまり男が育ったゆかりの地でもある

まり男自身もここに行くのはずいぶん久しぶりのよう

因みにオランダは基本的に日曜はお店は閉まってしまうので

週末に行くなら土曜日に行かないと閑散として楽しみが減ってしまう

なのにこの土曜日は雨...

雨は残念だけど翌日曜日には行っても仕方がないので、まあ出掛けてみようってことで

メインの広場ではこの日もマルクトが開かれていて、雨だけど結構な賑わい

この広場にはパフォ教会やその横には旧肉市場、市庁舎などがあり

周辺には美術館・博物館も点在していて観光としても魅力的

この教会の中はもちろん見学もでき、

なかでもここにあるパイプオルガンは幾つか逸話も残っていて世界的にも有名なんだそう


パイプの数はなんと5,000本!
教会の内部
かなり高い天井には繊細なレリーフが施されていて美しい








































また広場の裏手には、17世紀初頭から印刷/活字鋳造所として運営された場所が

現在リノベートされてホテルに

リノベートされたホテル“Stemple”
昔、印刷所だった名残の記念碑
リノベートといっても全く別物に変えてしまうのではなく

外装・内装、また保管品などに

当時の趣が垣間みれるので

そういう“記憶”を一見するのもまた良い

余談だけど、まり男のママが昔

この印刷所で働いてた時期があったのだとか

彼にとってもゆかりの場所だったよう

観光的なもの以外では、以前(1年前)訪れたときに比べて

新しいお店もたくさんできているようで

季節的な理由もあるのだろうけど

若い年齢層を中心にずいぶん賑やかな印象だった

目新しいものといえば、以前歩いた時には見なかった

デザインショップやギャラリーを発見

そのひとつがギャラリー兼デザインショップのkunst centrum haarlem

デザイン性の高いアイテムを扱うショップのスペースは充分なゆとりを持ったもので

ユトレヒトのStrand Westに比べると少し物足りない感じもあるのだけど

droog designのアイテムも少量ながら置いてあったり、

若手デザイナーのプロダクトも扱ってたりして

近所に住んでるならちょくちょくチェックしてみたいところ

kunst centrum haarlemのショップスペース

これは日本のデザイナーのアイテム
(名前控えてなかった、残念!)
この楽しみは日本人にしか解らないね!
オランダのナチュラル系ショップ “DILLE&KAMILLE”のオリジナルキャンディ
manneke pis(小便小僧)のカタチになってる!
広場のすぐ側にあるフリッツスタンド
いつもたくさんのお客さんで賑わってる
ここのは普通のフリッツソースにカレーを併せて食べるのがすき

ハーレムの路地を歩くと
どこかしら必ず窓辺に猫を見かけます
比較的大きな通りはこういった新しいショップがたくさんあって楽しいけど

特にハーレム(やユトレヒトなんか)は裏路地の方が旧さが残っているので

ワタシはそういうところを歩くのが好き

そんなカンジでまり男の少年の頃の思い出話と

ワタシの以前の滞在の思い出話を話しながら

街の中心をブラブラ歩きまわった

そのあと、スクエアを後にして

まり男が少年時代に過ごしたお家を見てみる事に

ハーレムの駅のちょうど裏手にあたる場所に芝生の広場を囲むように

100年以上前に建てられたお家が連なり

その一角にまり男が過ごしたお家が当時のまま残っていた

当然リフォームはされているのだろうけど

外観も、周辺の景色も当時のままの変わっていないようで

とても感慨深く懐かしがっていた

少年まり男が過ごした部屋
いまでもステキな建物です
家の目の前の原っぱ
少年まり男はいつもここで走り回ってたらしいです

昔の家に向かう途中、 “あの古い建物は有名なチョコレートの工場だったんだよ”と教えてくれたのだけど

それはデザイン用語でも知られるドロステというメーカーの工場のことだった

この工場はいまはもう稼働していないようだけど、

彼が少年の頃には甘い香りが周辺に漂ってたんだろうね

まり男の過去の話を聞くのは、時に昔のオランダを知ることにも繋がるので

とても興味深いのです

雨が残念だったし少し肌寒かったけど、良い休日を過ごせました


そして帰り道、ハーレムの市街地を出て少し走った辺りで

スキポールの一番新しいランウェイが見える

着陸した飛行機は、ハイウェイを高架で横切りターミナルへ向かうのです

スキポールってホントに大きいんだなぁって改めて実感

スキポールの5本めのランウェイはハーレム寄りにある

ターミナルに向かう高架をくぐると壁に飛行機のモザイクが




































b.