5.23.2013

オランダ市民化学校

北ブラバント州の州都 's-Hertogenboschにある聖ヤン教会。屋根のレリーフが凄い!

以前オランダ語学校について触れた事があるけども、一応訂正というか

正しくは、移住した人たちがオランダのパスポートを取得するための「オランダ市民化」

という制度があり、義務であります

その一環としてオランダ語を学ぶクラスが設けられている

ワタシが学校へ行き始めたのが昨年の夏休み後(8月の終わり)で、

全く話せない•聞き取れない状態からスタート

どんなカリキュラムなのか、どういう段階を得て試験に向かうか等の案内もないままスタート

初日のいろいろな意味でのショックがなんと大きかった事...


まず学校では3つのクラスが存在していて、

アルファベット学習クラス / 先ずはオランダ語特有の発音とそのための綴りをみっちりと学ぶ
アイスブレーカー Ijsbreker 学習クラス / 最低限の基礎会話と基本的な文の構成を学ぶ
インブルヘリング Inburgering 学習クラス / オランダで生活するための文化や生活を学ぶ

で、ワタシはもちろんアルファベット学習クラスへ (それぞれ1クラスごと習得していく)

因みに授業での会話はオランダ語のみ、先生の説明もオランダ語、生徒同士の会話もオランダ語...

クラスには10名程の生徒がいてその殆どがアフリカからの移民

次いで中東、アジア出身者という構成だけども日本人は(全クラス含めて)ワタシひとり

しかも殆どの生徒が英語すら話さない (えっっまじで?!という軽い衝撃)

オランダ語勉強するために学校に来てるのに、

オランダ語だけの説明で授業の説明解らんかったら意味ないんとちゃうの?!

ともやもやした気持ちで始まったけど、これが徐々にストレスとプレッシャーになる

(こういう表現は適切語弊があるかもしれないけど)いわゆる後進国とされる国の出身者は

移住する前に自国で最低限の(オランダ語の)勉強をして試験をパスしないと

(移住の)許可が降りないとかなんとか聞いた事があるけど

そのため彼等は最低限の会話(のみ)はできる

その中にまっっっったく解らないワタシが放り込まれるとどういう事になるか火を見るより明らか

仕事の忙しさを優先して甘くみてたことが悪いのは自分がいちばん解ってる

でも何ひとつ理解できない激しい劣等感と焦燥感で3日目にして家でぼろぼろ泣いた(いい歳して...)

危機感が伝わらないのか頼んでも頼んでも勉強をみてくれないまり男にも何度も八つ当たりした

幸いクラスメイトはみんな良い人たちで授業も簡単なテキストをこなしていく事がメインで

毎日学校に行くのが楽しいと思える事が救いだった


オランダ市民化についてはこの方が経験を基に詳しく書かれていてワタシもたまに拝見します
オランダ移民学校顛末記

b.