8.18.2011

夏の休暇 -Groningen 1日目-





オランダに来て初めてのバカンスシーズン

日本とは違いこちら欧州では大抵の人が2週間ほどの休暇をとる

日本では祝日が世界で一番多いといわれ

逆にはこちらではそんなに祝日がないからね

(いいなー、と言われても結局ドッコイなのよってコト)

どう過ごそうかといろいろ案を練ってみたけど

結局今回は車でオランダ国内と隣国を幾つかドサ廻りをすることに決定


前日からの痛む身体を引きずりつつ、

車に乗って一気にフローニンヘンまで上がって行く

フローニンヘンはオランダのだいぶ北にある、

日本人にも割と馴染みのある旧くて大きな街

ワタシはオランダでこんなに北までくるのは今回初めて

とはいっても家から240kmほどだった(数字で見ると結構近いじゃんて思う)

オランダはホントに平らな国だから

何処へ車を走らせても景色がそんなに変わらない

要するに見えるものはひたすら低い雲と牛と羊と馬と風車(新旧限らず)

と思ってる間に市街地に着き、先ずはチェックインをして荷物を置きにホテルへ

ここは17世紀に建てられ、市の歴史的建造物としても認証されている

なので旧いあまり床が傾いている(実際感覚的に判る)

でも実はこういうの、こちらではそんなに珍しくなく

旧い街を歩けば建物自体が傾いていたりすることもよくあること

このホテル、すごく気に入ったので少しご紹介

フローニンヘンで宿泊を予定されているならお薦めです

外観。向かってこちら側の手前には運河。

ホテルのエントランス。
“HOTEL”の看板はなく旧い装飾もそのままなので
シックだけどよく見ないと気付かずに通り過ぎる。
ひとつドアを入ると壁に見えるタイル。
実はこれ、昔の階段にあわせた装飾をそのまま残してある。
旧い構造を随所に残してあるので面白い。
屋根裏部屋に向かうようでワクワクする。
基本的に内装は白と木目だけど、全てという訳ではなく
途中にはこんな赤がまぶしいこんなキッチュな螺旋階段も!
旧いだけじゃない、こういうモダンさもステキ。
何故かタンタンのディスプレイ。
フローニンヘンにはコミックミュージアムもあるので
そういう繋がりかな?と勝手に解釈。


1Fにあるカフェはもちろん宿泊客以外も利用可能。
アート系や文学などの書籍がたくさんあり、
読書しながらお茶を飲めます。















カフェの一角にあるモニュメント。
これも古くからの名残を受け継いでいる。


ホテルを一旦出てこの日は美術館へ行くことに

日曜だったので大抵のお店は閉まっているし

翌月曜は美術館が閉まるので、基本的にフローニンヘンに限らず欧州を周遊する場合は

こういう効率を理解しておく必要がある

メインの階段。
あしらわれているモザイクタイルは
チケットのデザインにも連動。
フローニンヘンの美術館はリフレッシュを機に

pen誌でも紹介されていたみたい

定期的に企画展を幾つか同時開催していて

ワタシが行ったときも

若いアーティストの作品がたくさんあり面白かった




左のカラフルなカードがチケット。

美術館のエントランスでは

チケットと一緒に

[GM collector]という

キーホルダーのようなカードを受け取る

これはセンサーが内蔵されていて、

各作品ごとに小さな箱が設置してあり

気に入った作品でそこにかざすと



アーティストの情報がインプットされる

いろいろ観て廻って、最後にある一室

“インフォセンター”に行きPCにログインすれば、

自分がインプットしたアーティストの情報が閲覧できる

これは画期的(これもpen誌で紹介されていた?)

もちろん美術館のサイトにログインすれば、

何処からでもその情報が閲覧可能

PCの他にもタッチパネルがあり、

美術館全体の詳細が解るようになっている

これが噂の“info center”。いや、さすがに美しい。

美術館を出た後、まだ観てみたい美術館が幾つかあったのだけど

時間的に無理なのでフローニンヘンの駅へ行ってみた

ここもかなり旧い建物で、Amsterdam centraal stationのような趣き

大きく違う点は駅前がかなりスッキリ!

アムスの駅前は大きな立体駐輪場があり、それが名物のようになってるけど

それに比べてフローニンヘンの駅前はリニューアルして地下に駐輪場を設置し

それが成功した一例となっているよう

アムスも最近は駅前の駐輪問題に頭を抱えているようで、

地下に駐輪場を造る計画もあるらしく

多分このフローニンヘンの駅も

モデルケースに考えているのではないかしら


自転車はここから地下へ向かって駐輪

駅舎の中も旧いまま残されて、高い天井には教会のような装飾

思わずmooi!と言うと、

ベンチに座ってたおじさんが“ステキだろ?”

と声をかけてくれた

駅舎の中には少ないけど幾つかお店があって

そのうちのひとつ、ahに寄ってみる

旧い建物をそのまま利用しているので

内装もクラシック感を残し、

ahなのになんかいいカンジ

日曜なのでひと気もそんなになく

割と静かな街に戻って食事をしてからホテルに戻り

休暇の、そしてフローニンヘン1日目を終了




因みに上の車両と先端が違うのが解るかしら?
アタマ(操縦席)がポコンと飛び出ている。
上の車両のことをオランダの人は
“Dog head”
と呼ぶらしいです。

b.

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