4.29.2011

イースター休暇

ahのサービスカウンターに貼ってあったイラスト。
“ハッピーイースター”って書いてあります :) 

イースターをお祝いする習慣がない日本から来たワタシにはイースター休暇はじめての体験

家やオフィス、お店など、カラフルなペイントを施したたまごなんかを飾ったり

イースターにまつわるお菓子がたくさん並ぶので目にも楽しい

大きな街の方はきっと大人向けのおしゃれなお菓子なんかがたくさん並ぶのだろうけど

小さな町では典型的で素朴なものが多いように思う (とはいいつつ全然写真を撮ってなかったけど...)

イースター休暇は連休になるので、金曜の夕方にはたくさんの家族連れが

ぞくぞく休暇モードに入っていくのがあからさまに判る

というのも、車にフックをつけて (ていうか、こちらではフックは常に付いてる車が多い)

後ろにキャンピングカーを引っ張って一斉に南へ 笑

ワタシたちは金曜は未だ仕事をしていたし

先月・今月はワタシの渡蘭前後でお互い出費が重なってたので

特に計画を立てることもなくおウチでゆっくり、

でも1日くらいは何処かの街へ遊びにいこうかと言っていた程度

土曜日は自転車で近所を散歩がてらにお出掛け

翌日はどうしようかと相談し、ワタシの提案でマーストリヒトに行ってみることに

マーストリヒトの街中で動きやすいようにと、それぞれの自転車を積んで出かけました

昨年までフットボールの本田圭介が所属していたことで

日本人フットボールファンには馴染みのあるフェンローという町を通り過ぎ、さらに南の方へ


南の方(国境付近)へ下ってくると、
典型的で平坦なオランダの風景と違って丘陵が広がります
そしたらニコルソンさんが

「寄り道していこか」と言うので

ファルケンブルグという

小さな町へ立ち寄りました

町の外れに車を停めて

自転車を降ろして中心地まで入ってみる

中心地の広場では市場がたっていて

小さな市場かと思いきや

アンティークや装飾品を扱うお店が

たくさん軒を連ねていたし、

奥へ行くほどホテルや食堂が並んでいて結構な観光地風情でした


ここからはあまり見えてないけどもっとたくさんのお店が軒を連ねていました
途中で昼食を挟みながらだったので3時間くらいかけて見て廻った

それからまた移動し始めたのだけど

成り行き的にブラブラしてたのでこの日はマーストリヒトへは行くのをやめて、

ドリーランデンプントというところに向かいました

Drielandenpunt。まさにここが3つの国境となります

ドリー(3つ)ランデン(土地)プント(地点)


という名前のこの場所は

つまりドイツ、オランダ、ベルギーの

国境が合流する地点

“そんなにたいした見所でもないよ”

と以前何かで耳にしていたのだけど

休暇だったこともあったのか

たくさんの人が集まっていて

それなりに賑やかでした

国境地点のポイントは印の石碑とそれぞれの国旗が立ててあるのだけど

みんなが変わる代わる記念撮影 :)

陸続きの欧州では国境を越えるのは大きなことじゃないような印象だけど

やっぱり興味を持つかしら、なんて思いながら順番を待ちました :)

そのすぐ側にタワーが建ってて登ってみることにしたのだけど

高いところは平気なワタシも、流石に柵もステップも全てが網状で

上も下もスケスケのそれほど頑丈そうにも思えない階段ではかなりチビリました


罰ゲームレベルの階段

というのも、この日はこういうところにくる予定じゃなかったので

ヒールのある靴を履いてたため、普通に歩くとヒールが網にがっぽりハマります

つまりずっとつま先で登る羽目に.... あわわわゎ

網にハマらないように細心の注意をして、

でも足下を確認しながらだと下まで見えちゃう恐怖...

引き返す訳にもいかなくなって最後まで頑張って登りました :S

登りながら考えてたのはもちろん3年前のユーロマストでのタワー登り

あの時腰砕けになってた同行者メンズ2人は、

これに挑戦したらどうなるかな、なんてちょっと想像してみる

きっと、っていうか絶対にムリだろうなぁ...

それ以前にワタシ自身が怖かったけど

そんなことを考えながら、やっとのことで一番上まで辿り着くと

結構な高さからそれぞれの国を見渡せます

ベルギー側

オランダ側

ドイツ側
降りるのはもう靴を脱ぐしかない、と思ってたら

実はタワーにエレベーターが装備されてた!! (当たり前?汗)

微妙な気分で下まで降りていきました...

ホントに天気も良くて自転車に乗ったりタワーに登ったりとか

軽く身体を動かしながらのんびり休暇を過ごせたので

ニコルソンさんも満足だったみたいです

イースターらしいことは全然しなかった休暇となりました :P

b.

4.25.2011

Verjaardag!


オランダに来て早々、初めての誕生日を迎えた

朝起きると机にニコルソンさんが可愛らしいカードを置いてくれてた

プレゼントは少し前に買ってくれていたomafiets

オランダでは子供の誕生日に自転車を買ってあげることが多いそう

自転車の乗り方を覚えて自分で家の外に出ていけるようになることを通して
社会を学んでいってほしいの”

というようなことを以前TVでオランダのお母さんが言ってたのを観た

この国の人にとって自転車は生活に密着していてとても大切なものだし

子供の成長を願う誕生日のお祝いとしても最適なのでしょう

リボンを書ける場所はソコデスカ?w まあ、いいですケド...
そんな不器用さが可愛らしいです :)
ニコルソンさんは改めて赤いリポンを

ワタシのomafietsに掛けてくれていた

当日は日曜ということで、実は以前から

ニコルソンさんの旧友の誕生日パーティに

ワタシも一緒に、と招待されていて

ニコルソンさんのお友達に会える

良い機会なのでお呼ばれしてきた

オランダでの誕生日は主役(やその家族)が

親戚や友人をおウチに招待して

ケーキや料理を振る舞うのがしきたり

ニコルソンさんのお友達も、50歳の誕生日を家族や友達に囲まれて嬉しそうでした

日本では大人になると誕生日を家族が集まってお祝いすることはほとんどなくなるけど

あんな風に家中飾り付けして家族と友達が集まってパーティするってホントにステキだなぁと思う

また、オフィスでも同僚にケーキなどを配るのが習わし

ということで、明けて月曜にオフィスに行く時にワタシもオランダ式に習ってケーキを持参

(ホントは自分で作っていくのがベストなんだけど、ケーキ作ったことないし時間もなかったので買っていきました)

いつも賑やかで楽しい同僚たち
“なんだなんだー?”と寄ってくる同僚に

ワタシの誕生日だったことを伝えると

同僚たちがそりゃもう賑やかに騒いで

(野太い声の)バースデーソングを歌い

その後オランダ式に左右の頬に

3回キスをする挨拶を交わし

お祝いをしてくれました

オランダで暮らす日常の、

幸せで大切な出来事でした :)

b.

イギリス出張-2日目

典型的なイギリスの朝
イングリッシュブレックファスト
イギリス2日目は飛行機の時間まで街を少し歩く程度で、基本オフ

「仕事明けで帰りの飛行機の時間まで」ということで

特に下調べもしなかったので

とりあえず街を覗いてみようかというカンジ

先ずは宿泊先で(もちろん)典型的なイギリス式朝食を

日本でパンの時の朝食って、このスタイルがモデルだったのかも

と勝手に想像しながらいただきました

外はこの日もイギリス的な曇り空で、

朝は結構肌寒い :S

街の中心まではバスで向かう

初めてのダブルデッカーです :D

もちろん2階へ上がり、

最前列が空いていたのでそこへ着席

バスは乗車時に乗車時に支払いをして

機械から出てくるチケットを取ります

そのチケットが何ともカッコイイ!




そしてしばらく乗っていると

目的地の方角に

なにやら巨大でアヴァンギャルドなビルが!


と思ったら実はそこに目的地の停留所がありました

どうでしょう、スペーシーな印象のフォルムとマテリアル

こういうの結構好き

こんな個性の強いビル、何用かと思いきや実はボウリング場

えぇっ?!なんか至ってフツー...

隣接する結構大きなショッピングモールのうちのひとつなんだそう

モールの中はたくさんショップがあるけどコレといった面白みはない

でもフロアのBGMがNorthern Soulっていうのは

よし!きた! 的なテンションで嬉しかった :)

そんなカンジで少しプラプラしてたらもう帰る時間

再びバスで空港へ向かう

チェックインカウンターで手続きをするタイミングでまさかのハプニング

ニコルソンさんはカウンターの女性の融通の利かなさにイライラし始めてしまったので

一旦その場を離れ落ち着かせながら解決策を相談する

再度カウンターに戻ったら運良く(?) 立場が上らしき男性にあたったので

改めて事情を説明すると承諾してくれ無事解決

さて搭乗しようと思ったらブリッジはなくタラップで上がっていくことに

これ一度もやったことがないんだけど

機体がこの目で間近に見られるチャンスだからずっと憧れてた!

ご機嫌でフライトを過ごし、再びアムス上空へ

早く着陸したくて待ちきれません


どこからであっても、やっぱりスキポールへのフライトは

“あぁー、帰ってきた <3 ” という感覚になるから不思議です

正直、毎回外国から日本に帰っても「帰ってきた」っていう感覚はなく

むしろ「終わっちゃった...」という切なさを覚えていた

いまは無事家に着くと “やっぱウチが一番おちつくわー”という

オカンの口癖のごとく寛いでしまうのです

初めての出張おつかれさんどした


フレペリとターゲットマーク。
ヴェスパが旧車であれば言うことないんだけどなぁ

空港で見かけたキャンディ。
お土産的に欲しかったけどポンドを全然持ってなかったので諦めた :S



タラップで搭乗を初体験 :)
アムス上空へ。テンション上がります!

ラウンジ3が改装されるそうです。
日程などの詳細は書いてありませんでしたケド
そうそう、スキポールにある図書室
スキポールにはカジノや美術館など多彩なアメニティがあることでも有名
b.

4.23.2011

イギリス出張-初日



先日、ニコルソンさんのイギリス出張に同行してきました

とあるエキシビジョンがあり、彼の仕事を理解する良い機会ということで

ニコルソンさんの視察に (ややムリヤリ...) 同行

おっと、オランダ滞在ビザを取得して初めての渡航です :)

パスポートコントロールはちょっとドキドキしました

イギリスへは初めて、だけど正直そんなにテンション上がりませんでした

ま、仕事で行くっていうこともあって今回は下調べをしてなかったせいもあります...

早朝家を出て幾つか納品先をまわってからスキポール空港へ

途中出勤渋滞に捕まりながらも無事時間通り空港へ入れました

今回は格安航空会社の “bmi baby” を利用

コレ、こっちの人が発音するのを聞くと

「ビーマイベイベー」ってなカンジの空ミミになるのがちょっと可愛らしい :)

わーい!KLMだらけ、しかもKLMの旧塗装 :D  このバージョンも大好き
出張とはいえ、スキポールに来ると

やっぱりテンションが上がるワタシ

ゲートに向かう途中機体が見えはじめると

すかさず激写タイムになるも、

そんなワタシを理解してくれる

やさしいニコルソンさんは

怒ることもなく見守ってくれますw

イギリスへは1時間半ほど

それでも時差は1時間あります

ちょっと不思議な感覚

昼前にバーミンガム空港へ着き、そのまま直結している会場へ向かう

すでにたくさんの人が来場していて活気づいてるのが受付の時点で伝わってくる

ニコルソンさんの説明を聞きながら、いろいろブースを見て廻った

エキシビジョンってあまり体験ないけど

やっぱり新しいビジネスのポテンシャルを感じるので楽しいなーと実感

途中、予定していた商談相手とながーーーーーいこと話しをし、

夕方に会場を後にしました

結構ワタシもニコルソンさんも疲れていたのでバスではなくタクシーで宿泊先へ

ときめいていた“ロンドンタクシー”とは

微妙に違ってザンネン :S

カタチはイメージに近いんだけど、扉が....

そう、イギリスのタクシーの後部座席は

手前にドアの取っ手があるはずなのに、実際は普通のドアだった

荷物を置いて、一息ついて、

夕食は外食に出かけることにしたのだけど近辺に良さげなところが見つからず、

散歩がてら見つけたところに入ろうってことに

でも、4月も半ばになろうかというのに予想以上に寒いし疲れてるしで

ワタシもニコルソンさんも歩き回る程の気力も体力もなく

インド人経営と思われるインド料理のレストランで頂きました

美味しいけど、2人ともそれほどテンションも上がらず...なカンジでした

レストランでの行き帰り途中、何度か警察官を見かけて

ものすごーく写真を撮りたかったんだけど

ちょっとビビっちゃって声を掛けられず...ものすごく後悔

ホテル(というかテンション激下がりなゲストハウス)に戻ってからはもう疲れちゃって

2人ともバタンキューな夜になりました

b.

4.12.2011

ビザ認証

ワタシの住む町を管轄する市役所
大使館のHPに書いてある通り、

オランダに来て市役所にすぐに住民登録の手続きへ

それから日を改めて同市役所で

パートナーの幾つかの証明手続きをし、

本来そのあと在蘭日本大使館に行くはずだったんだけど

IND(移民局)に出向くように言われ

仕事の合間を縫って行ってきました

もちろんこういうややこしい役所の手続きは

ニコルソンさんに対応してもらうのが必要不可欠で

もう始めから頼り切ってしまった...

大使館に書かれていた手順とは若干異なるようだけど

とりあえずはワタシのパスポートに

「(半年後の)10月○△日までオランダに居て良いよ」という証明のシールが貼られ、

無事ビザを取得することができた!

いろいろ説明してもらうことがややこしくて、自分でも理解できたのかあんまり自信なかったけど

ニコルソンさんも「半年滞在する権利を得たから安心していいよ」

と言ってくれたのでひと先ず安心

でも、ビザは取れたと言っても住民登録の申請が完了していなかったり

大使館関連で確認事項があったりとか、

そのために日本から送ったワタシの荷物の受取りに必要な書類が揃わない

という心配事をまだしばらくは抱えたままです :S

とはいえ、大きなステップをまたひとつクリアすることができました :D

嬉しくて何度もパスポートのビザのページを眺めてしまいます


b.

4.09.2011

omafiets!!



念願のomafiets(オマフィッツ/おばあちゃんの自転車)をゲットしました!

最近は街の若い人向けにオサレハイテク自転車も人気だけど

ここオランダではド定番のopafiets/omafietsもやっぱり老若男女に愛されています

そんな自転車の国、オランダで乗るなら絶対omafietsだと決めていた

もうすぐ誕生日だから買ってくれるとは言っていたけど

新品を買うと安くても2万円はするのでワタシには贅沢です

「要らない、要らない」とずっと断っていました

かくかくしかじか話し合って、ネットでなら中古でももっと安くであるだろうと言っていたら

予想以上に安くて良いのを発見!

ニコルソンさんが早速電話して聞いてみてくれて即商談成立!

田舎の自転車のある風景
...どんズバなイメージ 笑
しかもさらに値引きしてくれるというのです :D

車で行けばそんなに遠くない場所だったので、

午後から取りに行く事に

すごいトントン拍子で話が進んでいきます :O

そうやって引き取ってきたオランダの自転車、omafiets!

そうそう、これ! 

こんなomafietsが欲しかったの!っていう理想の一台 :)

引き取りに行ったときはサドルが高すぎたから結構下げて調節してくれたんだけど

それでもまだ少し足がつきにくくて結局一番下までさげてもらった

どんだけデカイの、オランダ人! :O

あと、ブレーキはハンドルにはなくペダルで止まるタイプなので馴れないと少しキケン

実はワタシ、このタイプの自転車は初めてです

ペダルで止まるの、不思議な感覚


ピカピカじゃなくて、

ちょっとした錆やヤレ具合が逆に味

そしてよく見るとさらに

ナイスなところが幾つかあります :)

あとはオランダでよく見かける

あのカッコいいサドルバッグ

(赤が良い!)

が見つかれば完璧なんだけどなー



引き取って帰ってから練習がてらに少し乗りに行くことになりました

ニコルソンさんは本気バイクと本気ウエアで装備しちゃったので

なんだかワタシと並ぶとチグハグです :P

でも天気もよく、自転車で出かける人が本当にたくさんいて、まさに自転車日和

ちょっと練習がてらに、のつもりが結局15kmくらい走っちゃいました! :O

普段着でね 苦笑

でもね、さすがオランダ!

坂がないからどんどん走って行けるのです

時には森にも入っていきます

田舎の方だからか、

こういう森(自然)も普通にある

農場、時々 森(か、林) ところにより家(住宅地)  

っていうカンジ...ホントに

自転車のゆったりした速度だとなおさら実感するのは
こういう風景が日常にあるというのはホントにしあわせだなぁと思うことです

そんなカンジで結構ガッツリ走ったので

二人ともやや疲れ気味になったけど

嬉しくてたまらない一日になりました

ニコルソンさんホントにいつもありがとう

<3  <3  <3

一生大切にするからね! :")





b.


4.07.2011

ちいさな町、ささやかな暮らし



オランダに来て新しい生活を始めてちょうど1週間

ちょうど週末だったので、改めてこれから暮らすのはどんなところなのか、

昼下がりに町をゆっくり散歩しながら教えてもらった

何処の国でも田舎ではありがちな事だけど、

ぶっちゃけ近所にはお店らしいお店がほとんどないです

小さなカフェ(のようなもの)が2軒、GSが1軒、

早い時間に閉まってしまうスーパー(というか、“商店”)が1軒、

以上


徒歩圏内というか、自転車で行ける範囲を含めてもこれだけ

....日本で過ごしていた環境からは考えられない程の変化w

でもやっぱりオランダが大好きだし、“そういうところか” と思えば全然不自由は感じない

むしろそのくらいのゆったりした時間の流れが本当に心地よく感じる

今まであったものが普通にない

逆に今までなかったものが、ここでは “普通” のものとして存在していてとても新鮮!

例えば自転車の風景はやっぱり日本とは少し違うし

なにより動物がたくさん居る! これにはホントにビックリ! :O

鶏・牛・馬・羊・ヤギは最早当たり前、

結構みな寄ってくるのでかわいい
鹿が居れば七面鳥だってロバだって

ワラビーだって居たりします

普通の暮らしの中で、

ふつうに動物たちが草を食んでる姿は

それだけで時間の流れを変えてくれる気がする

こういう暮らしが耐えられない人もいるだろうけど

ワタシにはちょうど良いです

初めてみる植物もたくさんあります!
サボテンのような木、葉の付け方がかなりロジックです
週が明けてオフィスにも出るようになりました

といってもニコルソンさんの手伝い的なことからだけど...

小さなオフィスとはいえ、

今までの日本の会社とはずいぶん違うものだと実感

幸い、今までワタシ自身がやってきた仕事と

まったく畑違いという訳でもないので

とっかかりを見れば何をすればいいのかすぐに理解できる

今のところはデスクワークというよりも作業の方が多いので

専用のマシンや道具を使って身体を動かしたりもしつつ

その合間に顧客のところに納品や挨拶に一緒に連れて行ってもらっています


ところで、今は日本語を聞くことも話すことも全然ない状態です

文字として “読む” 程度

当たり前なんだけど...

アムスやユトレヒトのような外国人の多いエリアでは英語を話す頻度も高いだろうけど

ここくらいカントリーサイドにでもなれば、ほぼオランダ語のみ

こちらから英語で尋ねれば英語で返してくれるという程度

だから少しでも早くオランダ語の勉強をちゃんと始めなきゃと思いつつ

車を使って出かける途中の標識や、目に飛び込んでくる町の看板なんかを

声に出して読みながらオランダ語独特の発音の練習をしています

難しいけど、だんだん解ってくると嬉しい :)

習慣や文化はもちろん、いろんな意味で生活環境がガラリと変わったけど

どれもが新鮮で毎日が発見の連続のようなカンジです

b.

4.06.2011

オランダ到着!

やっぱりオランダに行くからにはこれで行きたいよね!!
新しい生活を始めるのだから尚更のことでした



オランダへは、当初格安チケットで成田発イギリス経由〜ドイツ入国で取っていたのだけど

地震・原発の影響で成田から一旦韓国へ経由することに

この変更を受けて、イギリスからドイツ便への乗り継ぎに間に合わないことが判明し

航空会社や旅行代理店に確認取るもラチがあきそうにない...

焦り始めた矢先、ダメもとでKLMのサイトをチェックしてみると

なんと!!春夏のキャンペーンで当初からの予算内、しかも関空発便が! XD

すぐさま当初から押さえていたブッキングを全てキャンセルし、KLM便を押さえることができた

今回はこのポジションだったのでエンジンをずっと眺めながら過ごせました!
さりげないロゴもカッコ良すぎです
渡航直前でギリギリの変更とありながらも

本当に運良く願い通りのKLMで

オランダへ渡ることになった

しかも初めてのエコノミーコンフォート

(エコノミーより少しゆったり)

を押さえられたので

12時間のフライトは

いつも以上に本当にラクで楽しめた

何よりもKLMで行けることが

一番嬉しかった!!



いつもなら飛行機を降りるのも惜しいくらいだけど

今回はせっかく入口近くのシートだったことと

ニコルソンさんの迎えもあったので着いてすぐに降りることに

と、ここにきてイミグレでハプニング......


「で、何しにきたん?」


イミグレではよくある質問とはいえ

オランダへの旅行はもとより、外国の旅に於いて後にも先にも初めて受けた質問です :O

よりによって今回は片道切符なのでコイツは一筋縄ではいかないな、ということはすぐにピンときたのだけど

今のワタシの英語力で何故の余裕なのか

自分自身でも不思議に思うくらい終止落ち着いてた(というか密かに一人テンションあがってた :P)

別室へ連れて行かれ(想定通りの)根掘り葉掘りの質問攻め

それから身元引き受け人であるニコルソンさんにも電話して確認をし(裏付けを取るってカンジです)、

ようやく入国することができました

ニコルソンさんにとっても珍しい経験だったのか、

いろんな人にこのエピソードを話しています 笑

とにかく、入国させてもらい無事再会することができました

今回ニコルソンさんへのお土産は「端午の節句」も近いので

こういうものにしてみました :D
ミニチュアの兜と鯉のぼり柄の手ぬぐい


少しずつ話は聞いていたけど、

今回ワタシが移住するために

部屋の模様替えを兼ねて

クロゼットやデスクなど、

ワタシのためのスペースを

つくってくれていました

引越で送った14箱もの荷物は

未だしばらく届かないので実感も小さいけど

ここで新しい生活が始まるんだなあと確かに感じ始めています :)

b.

4.02.2011

出発




4月1日になりました

今から新しい生活が待っているオランダへ向かいます

いまの心境はいろんな想いが入り交じってちょっと複雑

でも未練というものではないし、開き直りでも不安でもない

旅に出るのとは違っていろんなものが見えてくるだろうから

オランダにも日本にもバランスの良い距離感を常に保っていくことには気を配っていたい

よく“文化が違うから” “外国人のパートナーだから” 何かと大変だろうけど、と言われるけど

それはワタシには大きな問題じゃないと思ってる

それよりも、全く違う環境とはいえ大好きな国で暮らすチャンスが巡ってきたことを大切にしたいし

ワタシの意思を尊重してくれた家族や友人にはもちろん、

ワタシが自分らしく居られるようにと心を砕いて待っていてくれる

ニコルソンさんへの感謝を忘れないようにしたい

ひとつだけ心残りは未だ震災から立ち直る目処の立っていない日本から出て行くこと

役に立つことが何も出来ないことはもちろん、

いつまた、そしてどんな被害が出るか判らない状況から一人逃げるように行ってしまうこと

でも兵庫神戸がそうだったように、必ず復興してくれることを願い信じています

b.