8.18.2011

夏の休暇 -Groningen 2日目-


フローニンヘンのシンボル、Martini塔

朝食はホテルのカフェで済ませ、

食後のコーヒーを外のテーブルで飲みながら出勤や登校の学生達を眺める

因みにこのホテルの近くにはオランダで2番目に古い、

そして規模もオランダ国内3番目となるフローニンヘン大学があり

フローニンヘン大学本校
周辺には本館の他に

いろいろな学部が点在していて

それぞれの建物がモニュメント的な存在

お茶を飲みながら気付いたのだけど、

この日は月曜なので

午後にならないとお店が開かない

おっと...

フローニンヘン大学の
学科が入っている建物。
やはり旧い。














それならフローニンヘンの空港に行ってみようと

車を走らせること中心から車で15分弱、

遠くはないけど小さくて気をつけないと通り過ぎるほど

車を停めて中に入ってみるとさらに小さいことを実感

地方空港だからこのくらいだよね、やっぱり

フローニンヘン空港
ディレクションも表示する内容が少ないだけあって
至ってシンプル。
左手の列がチェックインカウンター。
たったこれだけ。笑
因みに展望デッキもないので

車でランウェイの近いスポットを探してみる

うーん、ほとんど地元の民家や畑が

空港の敷地に隣接してるので近づけないなぁ

と思いつつ、やっと行き止まりの道の脇にランウェイ発見

しかし離発着はプロペラ機ばかりで

つい「八尾空港」を思い出しながら待つこと40分

やっと現れたジェット機(それでも小さい機体)2機の到着が見れた頃には

結構いい時間になっていたので街に戻る

飛行機を待ってる間にご近所の羊にご挨拶。
そしたらこの迷惑そうな表情。苦笑


街のシンボルにもなっているMartini教会の足元にある

grote markt中心にショップやカフェレストランが集まっていて賑やか

街の中心Grote Markt、の目の前にある市役所
デザインショップや

アート関係のショップも幾つかあり

前日少し歩いて気になっていたので

先ずはチェックしてみることに

その後もいろいろ見て廻り、

そろそろフローニンヘンを後に

移動することに

実はマンホールをチェックするのも楽しみ。
ここではシンボルのMartini塔がモチーフ。











ウインドディスプレイ
いかにも学生の街らしく、
学生のライフスタイルを表現してるようだけど
普通にコワイ...
ちょっとした工事の防壁に落書き。というか、もはやアート。
ステキすぎる。
さりげなく貼られたフライヤーもクオリティ高い。
自転車のベルの、下の部分に描かれたデコレーション。
敢えてフタじゃないところがクール!

空港に向かう途中見つけた、多分もう使われていない鉄塔。
アタマにファイアーのモチーフが取り付けられ
オブジェのようになってる。


次の目的はオランダの大堤防としてとても有名なafsluitdijk(アフスライトダイク)へ

ここはゾイテル湾と北海を約30kmの堤防でせき止め、

かつての湾が淡水のアイセル湖となる

こういう治水の実績もオランダが水と共に歴史を重ねてきた一部であり

まっすぐに伸びる壮大な堤防は一見の価値があるので是非行きたかったところ

左手が土手を挟んで海、右がアイセル湖。
このブリッジに立ってると通り過ぎるトラックがホーンで挨拶してくれます。
いよいよ堤防のハイウェイに入ると道を隔ててスッパリ海側の上空には

ものすごい数のカモメ(逆に湖側の上空はとても静か 苦笑)

駐車場の脇に記念碑のひとつ。
みんな触っていくのでアタマとお尻の色が剥げてた。
それにしても視界に入ってくるのは

湖の水面と堤防の土手、

それ以外はひたすら空のみで

まっすぐに伸びる道は気持ちがいい

因みにここはハイウェイとはいっても

実は堤防側に自転車や

歩行者も通れるスペースが確保されている

実際たくさんの人がジョギングや

スポーツサイクルで利用していた

展望スペース
またこの堤防の途中には展望スペースもあり

堤防が築かれた記録が

モニュメントとして展示してあるので

それも興味深い

冬なら恐ろしく寒いだろうけど、

夏の間は日も長いので

とても気持ちのいいスポットだと思う


この海域の生物の説明書きや
堤防を作った歴史が説明されている表示板
写真のおじさんが堤防を築いた立役者、LELY氏




LELY氏は堤防の完成を待たずしてこの世を去ったけど
いまはブロンズとしてこの堤防を守ってくれています。


本来はフローニンヘンからドイツへ行く計画だったけど

翌日まり男が歯医者へ行く予定を忘れていたために

予定を変更して一旦帰路につきました

でもオランダ国内をホテルで宿泊っていうのはある意味贅沢だし

泊まったところもすごく気に入ったので、そういう楽しみ方もなかなかいいもんです



帰路の途中のホテルレストランで食べた晩ご飯が
大変おいしゅうございました。

b.

夏の休暇 -Groningen 1日目-





オランダに来て初めてのバカンスシーズン

日本とは違いこちら欧州では大抵の人が2週間ほどの休暇をとる

日本では祝日が世界で一番多いといわれ

逆にはこちらではそんなに祝日がないからね

(いいなー、と言われても結局ドッコイなのよってコト)

どう過ごそうかといろいろ案を練ってみたけど

結局今回は車でオランダ国内と隣国を幾つかドサ廻りをすることに決定


前日からの痛む身体を引きずりつつ、

車に乗って一気にフローニンヘンまで上がって行く

フローニンヘンはオランダのだいぶ北にある、

日本人にも割と馴染みのある旧くて大きな街

ワタシはオランダでこんなに北までくるのは今回初めて

とはいっても家から240kmほどだった(数字で見ると結構近いじゃんて思う)

オランダはホントに平らな国だから

何処へ車を走らせても景色がそんなに変わらない

要するに見えるものはひたすら低い雲と牛と羊と馬と風車(新旧限らず)

と思ってる間に市街地に着き、先ずはチェックインをして荷物を置きにホテルへ

ここは17世紀に建てられ、市の歴史的建造物としても認証されている

なので旧いあまり床が傾いている(実際感覚的に判る)

でも実はこういうの、こちらではそんなに珍しくなく

旧い街を歩けば建物自体が傾いていたりすることもよくあること

このホテル、すごく気に入ったので少しご紹介

フローニンヘンで宿泊を予定されているならお薦めです

外観。向かってこちら側の手前には運河。

ホテルのエントランス。
“HOTEL”の看板はなく旧い装飾もそのままなので
シックだけどよく見ないと気付かずに通り過ぎる。
ひとつドアを入ると壁に見えるタイル。
実はこれ、昔の階段にあわせた装飾をそのまま残してある。
旧い構造を随所に残してあるので面白い。
屋根裏部屋に向かうようでワクワクする。
基本的に内装は白と木目だけど、全てという訳ではなく
途中にはこんな赤がまぶしいこんなキッチュな螺旋階段も!
旧いだけじゃない、こういうモダンさもステキ。
何故かタンタンのディスプレイ。
フローニンヘンにはコミックミュージアムもあるので
そういう繋がりかな?と勝手に解釈。


1Fにあるカフェはもちろん宿泊客以外も利用可能。
アート系や文学などの書籍がたくさんあり、
読書しながらお茶を飲めます。















カフェの一角にあるモニュメント。
これも古くからの名残を受け継いでいる。


ホテルを一旦出てこの日は美術館へ行くことに

日曜だったので大抵のお店は閉まっているし

翌月曜は美術館が閉まるので、基本的にフローニンヘンに限らず欧州を周遊する場合は

こういう効率を理解しておく必要がある

メインの階段。
あしらわれているモザイクタイルは
チケットのデザインにも連動。
フローニンヘンの美術館はリフレッシュを機に

pen誌でも紹介されていたみたい

定期的に企画展を幾つか同時開催していて

ワタシが行ったときも

若いアーティストの作品がたくさんあり面白かった




左のカラフルなカードがチケット。

美術館のエントランスでは

チケットと一緒に

[GM collector]という

キーホルダーのようなカードを受け取る

これはセンサーが内蔵されていて、

各作品ごとに小さな箱が設置してあり

気に入った作品でそこにかざすと



アーティストの情報がインプットされる

いろいろ観て廻って、最後にある一室

“インフォセンター”に行きPCにログインすれば、

自分がインプットしたアーティストの情報が閲覧できる

これは画期的(これもpen誌で紹介されていた?)

もちろん美術館のサイトにログインすれば、

何処からでもその情報が閲覧可能

PCの他にもタッチパネルがあり、

美術館全体の詳細が解るようになっている

これが噂の“info center”。いや、さすがに美しい。

美術館を出た後、まだ観てみたい美術館が幾つかあったのだけど

時間的に無理なのでフローニンヘンの駅へ行ってみた

ここもかなり旧い建物で、Amsterdam centraal stationのような趣き

大きく違う点は駅前がかなりスッキリ!

アムスの駅前は大きな立体駐輪場があり、それが名物のようになってるけど

それに比べてフローニンヘンの駅前はリニューアルして地下に駐輪場を設置し

それが成功した一例となっているよう

アムスも最近は駅前の駐輪問題に頭を抱えているようで、

地下に駐輪場を造る計画もあるらしく

多分このフローニンヘンの駅も

モデルケースに考えているのではないかしら


自転車はここから地下へ向かって駐輪

駅舎の中も旧いまま残されて、高い天井には教会のような装飾

思わずmooi!と言うと、

ベンチに座ってたおじさんが“ステキだろ?”

と声をかけてくれた

駅舎の中には少ないけど幾つかお店があって

そのうちのひとつ、ahに寄ってみる

旧い建物をそのまま利用しているので

内装もクラシック感を残し、

ahなのになんかいいカンジ

日曜なのでひと気もそんなになく

割と静かな街に戻って食事をしてからホテルに戻り

休暇の、そしてフローニンヘン1日目を終了




因みに上の車両と先端が違うのが解るかしら?
アタマ(操縦席)がポコンと飛び出ている。
上の車両のことをオランダの人は
“Dog head”
と呼ぶらしいです。

b.

8.12.2011

サバイバルゲームごっこ

同僚のPからまり男ともども“ゲーム行きたいから付き合ってよ”

という誘いを前々から受けていた

それが今回行ったサバイバルゲームごっこ

ずっと前に、まり男経由で話しを聞いていたときの解釈では

広い敷地内でおもちゃの銃、というかペンキ銃みたいなので打ち合う

レジャー的なお気楽ゲームという印象だった

でも後々詳しく聞いてみると、本格的な廃墟でミニタリの服に身を包んで

弾以外ほぼ完全コピーっていう機関銃で...っていうの

えー、なんかヲタっぽい...orz

でもお金も振り込んじゃったらしく、後戻りできない状況でムリヤリ連れて行かれた

実はこういう類いのゲームはオランダでは規制があって認められていないらしく

ベルギーの数カ所で開催されているのだとか

朝早く出発して着いたら受付を済ませ、

サイズがなくて
ドイツ軍のつなぎを着せられました
ミニタリの服を渡され(着ている服の上からさらに着る)、

全員が揃ったところで説明を受ける

が、説明は当然フラマン語(ベルギーの公用語のひとつ)....

ワタシには何ひとつ解らんし...

ま、ワタシ的には本気じゃないので

とりあえず概要をまり男とPに説明してもらって

あとは彼等に着いていけばいいかというカンジで

ところで今回参加した中で女性はワタシの他にもう一人(オランダ人だそう)

でも彼女は小柄とはいえ、やっぱりゲルマン系の風貌なので

ミニタリの服に身を包むとそれなりに厳つく見える

もうワタシの居場所なんて全くなく、まさに場違い感満点

しかも参加してる野郎共のなかには、服もその他のアイテムも自前という

カモフラージュヘルメット、インカム、武装ベスト、防御マスクなどなど

完全ヲタもいたりして“まじすか?!その本気度!”みたいなの

基本的に衣服とゴーグル(目を守るために必須)、武器は貸出し
中央の若い子たちは意気盛んに自前武装...
左の赤い人は主催者、強面だけどフレンドリー 笑
でもそこは欧州、

なんかねそれなりにカッコ良く

見えるんですね(ヤバいのもいる)

数人いた4,50代の人に至っては

ほかの若いカモフラージュ達とは違い

全身黒の出立ちでヲタ感がない代わりに

SWATばりの特殊部隊的なオーラが

左側の黒い人たち(迫力が)マジ怖かった...
バンバン出てたりする

やっぱりアジア人はこういう迫力感、

既に見た目で負けてるわ

割と広い敷地はもともとビールの

ブルワリーとして使われていたらしく

完全に廃墟になっているので

結構リアル感はあった

(もちろん電気とか一切ないので

昼間といえども窓、出入口付近以外は真っ暗)

ゲームは30分間毎に区切られていて

午前2部、午後3部という構成で

ゲームごとに少し趣向も変えたりしていた

ところがゲームが始まって数十分、足下も見えない中走って逃げる時

何かに蹴つまずいて思いっきり前のめりで転倒し、

骨盤、手、膝を強打してしまった orz

出血こそしてないけど、骨盤が激しく痛む

とりあえずせっかく来たから少しは参加しておかないと

“何だあの中国人(欧州人には日本人と中国人の区別はつきません)”と鼻で笑われるのも悔しかったので

昼の1ゲームまでは参加してやった

そのあと、まり男も“俺ももういい”と切り上げることにしたので

二人で見学してました

Pは最後まで楽しんだようです

やっと終わって帰れるー、と車に乗ったときは痛みに耐えながらもホッとした

帰ってから怪我をした腰を見てみるとなんかへんな痣になってた...

折れてはないだろうけど、ヒビくらいは入ってるかもしれんくらい痛くて

しばらくは笑ってもくしゃみしても激痛が疼くのを我慢してました...

局部の痛みは引いても周辺がなんか痺れてるんですけど 涙

たとえ誘われてももう二度と行かん




乳首みたいに見える情けないアザ...
骨盤を強打した結果です
b.