5.16.2012

母、オランダにやってくるの巻

ようこそオランダへ!!


もうひと月以上のことだけど、良い思い出になったのでやっぱりちゃんと書いておきたい


ワタシの母がオランダにやってきました!

母はワタシより欧州の旅の経験がある(といっても欧州周遊ツアー)のだけど

オランダには来たことがなかった

もう随分お年寄りの域なので身体も丈夫じゃなく、普段街に出るのもやっとだけど

せっかくワタシがオランダで暮らしてるんだから、と叔母(母の姉妹)と一緒に

キューヘンホフが開園する良いタイミングでベネルクス周遊ツアーに参加してきた

ツアーなので団体行動、ワタシたちは仕事もあるので

マーストリヒトに立ち寄る予定があるのでその時にいっしょに食事をしようということになっていた

でもやっぱりせっかく来てくれるんだから可能な限り会いたいなと思っていて

(仕事の都合上確実ではなかったので)内緒で空港へ出迎えに

KLMの定期便で来ることになっていたので時間もゲートも判ってる、

でも待っても待ってもゲートから出てこない...

いくら何でもツアーだしそこまで時間がかかることはないだろうと不安を通り越して諦めかけた頃

ようやく出てきてくれた!

母も、叔母たちもまさかワタシたちが来てるとは思ってなかったみたいで目を丸くしてた 笑

出てくるのが遅かった理由を聞いてみると、バゲッジが破損してたみたいで

クレーム処理で時間がかかっていたのだとか

とにかくツアーのメンバーからも遅れて出てきたので急いで合流地点まで向かう

母と叔母たちのバゲッジを、ワタシとまり男が引っ張っていったんだけど

メンバーに合流してバゲッジを邪魔にならない場所に避けていると

まり男が現地添乗員の男性に“ここで何してんですか?!”と訊かれる 笑

いや、さすがに日本人団体の中に強面西洋人混ざってたら明らかに不審者よね...

「ツアーでお世話になる現地在住の家族のものです、この度はお世話になります」

と慌てて挨拶をした まり男たん、ゴメンね

そして母や叔母たちが「お土産持ってきたのバゲッジに入ってるし」ということで

ワタシたちはこの日もう仕事の予定を入れてなかったので

初日宿泊予定のHaarlemまで、観光バスを追いかけていくことに

この日の晩ご飯はツアーでの食事ではなく各自で、ということだったので

叔母たちにはまり男は初対面ということもあり一緒に食事をすることができた

長いフライトの疲れもあっただろうから長居はしなかったけど

食事までできるとは思ってなかったから嬉しかった

まり男も楽しんでくれたよう

みかん箱いっっっぱい
の日本のお土産
翌日からはまたワタシたちは仕事に戻り、

母たちはツアーでオランダ、ベルギー、ルクセンブルクを周遊

旅の終盤ではちょうど週末にルクセンブルクから

マーストリヒトへ行く行程になっていて

「週末だしせっかくだから僕らもマーストリヒトに泊まろう」

とまり男が提案してくれた

母との事前打ち合わせでは食事をすることになっていて

泊まるとは言っておらず

またちょっとしたサプライズになれば良いなぁと楽しみにしていた

明確な時間は決めてなかったけど昼過ぎにマーストリヒトに到着し、

ツアーご一行様と同じホテルにひと足先にチェックイン

そのあと母達と合流するまで街の中心を歩いてみようと、車に積んできた自転車で出かける

マーストリヒトは旧い歴史のある街で趣があり、中でも一番行ってみたかった場所があった

15世紀に建てられた教会をリノベートしたという書店“Selexyz Dominicanen”

場所はメモしてたけど、街を歩いてると偶然辿り着いた!

重厚かつモダンなレリーフが施された鉄の門を入ると、思っていた程は大きくなくて

建物の真ん中に3階分の書棚があるものの天井が高いためか圧迫感もなく

なるほど“世界一美しい書店”と言われた内装になっている

Selexyz Dominicanenのエントランス


基本的に教会の内装を損なわないようされている。
訪れる人で賑わうけど何処か静寂が漂う。

子供用書籍のコーナーは子供達の人気者Nijtjeの大きなぬいぐるみ!
みんな入れ替わり立ち替わり一緒に写真を撮ってた。

高い場所の本を取るためのスツール、
がまたカッコいい

やっぱりそこそこ有名みたいで結構写真を撮ってる人が多かった

書店を探索し、ここでは友人のお土産と

自分用に面白い写真集を見つけたので購入

因みにこの書店“Selexyz Dominicanen”は

もともとSelexyzという書店チェーンだったけど

経営破綻してしまい、今年に入ってオランダ大手の新書,古本取扱い書店De Slegteに買収された

でも“Selexyz Dominicanen”という名前は定着しているのでそのまま継続されるんだそう

書店を出て母たちにお土産を買おうと思って観光案内所VVVへ

ここは15世紀に裁判所長官の自宅として建てられたものらしく

建物自体はそのままに、半地下が観光案内所、上階はホテルとして運営されてるようだった

歩くのも疲れたのでそろそろ一旦ホテルに戻ろうか、となって自転車置き場に戻る途中

アジア人の団体客を見かける

まり男が“あれママたちじゃない?”なんて冗談半分でいってるとホントに母たちだった! 笑

そこで同じホテルに泊まることを伝え、ガイドさんには同じレストランで食事をしたい旨を伝え

時間とレストランを確認して取り敢えず先にホテルに戻ることにして一旦別れる

食事の時間になりみんなと同じレストランに向かうと

団体でまとまって座ることになっていたのだけど、

ガイドさんの計らいで母達と同じテーブルに着席させてもらいまた楽しいひとときが過ごせ

食事後ホテルに戻ってもまた母たちの部屋に行きゆっくりお喋りすることができた

河の向こう側がマーストリヒトの街の中心部
河を渡ると街を護る砦に備えられた大砲も見える


翌日はまた別れたけど、母たちがオランダを発つ日にまり男が時間を調整してくれたので

空港まで見送りにいくことができた(ガイドさんに空港入りの時間をこっそり聞いておいた)

この日も仕事の都合がどうなるか判らなかったので母たちには見送りにいくことは告げず

何も知らずにチェックインしようとしているところをギリギリつかまえられた

セキュリティチェックを通過するまで、母や叔母たちはもちろん

ツアーで一緒になった方たちやガイドさんにもお礼を言うことができ

みんな無事で旅を終えて帰って行ったのが何よりだった

若い人ならともかく、周遊ツアーは忙しいから高齢の人にはちょっと大変だったと思う

今度は郊外や田舎ののんびりした雰囲気も是非味わってほしい

家族の為に仕事を調整し言葉は通じなくても楽しくつきあってくれたまり男にも心から感謝です


友人からのお土産も一緒に持ってきてもらった。
日本から、オランダにまつわるとてもコアなアイテム、
感謝!!!



b.

2 件のコメント:

  1. ご理解のある、やさしい旦那さまでよかったですね。

    オラもそんな風に海外の旅行先で出迎えてもらって、いろいろ現地の話ができる友人家族がいたらなぁ。って少しうらやましいです。

    実際に住むのは大変かも知れませんけど(笑

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  2. *JIGEN3さん
    いつもありがとうございます :)
    直行便ができたりして欧州へ来るのも、昔に比べたら随分気軽になったのでしょうけど
    やっぱりはるばる来てくれるっていうのは出迎えるほうもワクワクして嬉しいものです。
    現地で知り合いと逢えるのは旅の楽しみのひとつだと思います。
    ワタシも旅の時には現地の知人に案内してもらったのが良い思い出になりました。

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