うちの子卒業しますよー |
昨日仕事で外出している時に気がついたのだけど
あちらこちらでオランダ国旗、そしてオレンジのリボン、
またはバッグ(デイパックやスクールバッグっぽいもの)が一緒にぶら下がっていた
あのバッグの意味は何?と思って訊いてみると
高校の試験をパスして卒業する子供がいる家庭は
試験を受かったことをそんなふうにお祝いするんだとか
これはワタシの地元だけじゃなく、概ねオランダの何処でも見られるものらしい
小・中・高の教育システムはよく解らないけど
訊いてみるとだいたい日本と同じようなものみたい
でも学年度の切り替わりのシステムは日本とは違う様
学年度の終わりは地域に依っても違うらしいけど
だいたい5月の終わりから遅くても6月の中旬
そして進学する学生たちは9月まで夏休みを含むバケーションになるんだとか
いいなぁ、2ヶ月の休暇
話しは変わって今日仕事の帰りに買い出しで町のスーパーに行こうとしたら
町の中心辺りで何やら “いま通れないからちょっと待って” みたいなことになってて
そのあたりに町の人たちが遠目になんか見てる
ワタシたちは車に乗っていたのだけど、
向こうから自転車の警察官(politie / 何故だか見かけたら思わずポリティイー!と叫んでしまう)が来て
何やら言ってる
「とにかくいまは通れないし時間がかかるから折り返したほうがいいよ」
ということだったらしい
人が集まってるから何かの行事だろうと思って、ワタシは車を降りて見てみることにして
ニコルソンさんは車を停めにどっかへ行きました
ほどなくして目的の“行事”が向こうからやってきた!
たくさんの鈴や鐘が付いた、昔の面影のある装飾を施された馬が
シャンシャン響かせながら幌を牽いて続々と行列で歩いてくる
石畳の路で、蹄のかぽかぽ鳴る音を間近で聞くと一層テンション上がる
オラん家の大切な馬の晴れ姿やけんね |
あちこちで草を食んでいる馬たちは、
こういう行事で活躍するんだなぁ
そして馬を扱うのは
多分飼っている主なのでしょう、
大切な馬たちの晴れ姿と
こうした行事に参加することに
手綱を引く手もちょっと誇らしげだった
馬の装飾は皆同じで、
おそらく地域の宗教的な行事の名残なんだろうなぁ
ほどなくしてニコルソンさんが戻ってきたので
何の行事か訊いてみたんだけど、よく知らないって...
そして幌馬車の行列を見送って、スーパーで買い物をして
帰るために車を走らせていたら
今度はクラシックカーの行列に遭遇! いろんな旧車がいてカッコ良かった!
その時気がついたのだけど、サイドミラーが左にしかついてない?
あれ、故障なのかな?と思ってニコルソンさんに訊いてみると
全部ではないけど当時の車は左にしかついてなかったんだよ、てなことらしい
ふーーーーん、初めて知った :O
こんなふうにこのくらいの時期から夏にかけて
オランダ全土のそれぞれの町ごとに地域の催しがよくあるみたい
他の町に立ち寄った時、運良くこういう伝統の行事ごとに遭遇できたら
ちょっと観光的な気分になって得した気分になる
因みに、オランダの町の構成は日本と大きく異なるので
それはまた別の機会で、ってことで
b.
bebeさんこんばんわっ。
返信削除やっぱりお国、地域によって色々違ってて
地元に根付いた風習の話は面白いですね~
高校の試験をパスしたことを
そうやって広くお知らせするとはなんだか楽しいじゃないですか~
馬の晴れ姿もなんだかいいですね。
きっと馬も家族のような感じなんでしょうね。
今日の記事はココロがあたたかくなりました。
またオランダの色々な話を聞かせて下さいね :D
*chloeさん
返信削除日本でも、冠婚葬祭だったりちょっとした祭り事、または町内会での風習などで
「このあたりのではこうするの」っていうことはたくさんありますよね。
ワタシはもともとそういう話しを聞くのが結構好きでした。
国の違いも大きいけど、地域によってそれぞれ特色があるのは何処もおなじですね。
“オランダらしいな”と感じることはもちろん
でも“オランダだからこう”という枠ではなくて、
ガイドには載ってないような小さな出来事でも
地域や環境のなかで見聞できることを拾っていって
読んでくれている人たちに少しでも伝われば良いなと思っています :)
ちょっと残念なのはせっかく大好きなオランダにいるのに
建築やアートを探求する余裕がまだなくて...
でも追々そういうことにも触れていけたら良いなと思っています :")
いつもありがとうです<3