6.02.2013

トマトに救われたオランダ語学習

同僚からもらったトマトの苗。花は咲くのに実がつかない...諦めてた頃にひとつだけ実が!
勉強で悩んでた時に“諦めないで頑張れば成果が出る”と思わぬところで勇気づけられた。



ワタシが学校に行き始めた最初のクラスはいちばん下のレベルで

それこそアルファベットから習得するというもの

何故今更アルファベット...と思ったけど、オランダ語を習得する上でこれが意外と大事だった

オランダ語には独特の“長母音”や“二重母音”なるものがあって

それを理解しないと会話も読み書きもままならなくなる
ワタシのクラスでのテキスト。
青と黄をこなして小テスト、の繰り返し。

だから母音とシンプルな単語を重視した

15〜20頁程のテキストをひたすらこなしていく

1テーマ2冊セットになっていて

1セットこなすごとに小テスト、の繰り返し

が、ぶっちゃけテキストもテストも簡単だった

なのでテキストとコンピュータを使ったレッスンは

程なくしてみんなを追い越してしまった

これはワタシが頭が良いとか

他の生徒が悪いということじゃなく

おそらく出身国での初等教育制度の違いに由るところが

意外と大きいんじゃないかな
(このことはまた改めて書き留めようと思う)


問題は先生が何かを説明する時、ワタシひとりが理解できず付いていけない状態

ワタシ以外の生徒は殆ど先生の説明を理解しているし普通に会話ができる...ように見える

もちろんワタシは会話が解らないので文法的に正しいのかなんてことは判断できないケド

でも会話が成立してるという事はそれなりのボキャブラリーがあるということ

じゃあ一体彼等は何故ワタシと同じ一番下のクラスに居るの??

それがずっと疑問なわけ

言葉を習得するという事は耳で聞くだけじゃなく読み書きもしながら

というのが一般的な学習法だと思ってたから

アルファベットを読み書きする事に苦戦してる人がたくさんボキャブラリーを持ってるという事

その事実がワタシからすれば理解できなくて別のところで頭が混乱を起こす

彼等は自身の国で、またはオランダに来てから一体どうやって学習したんだろう...

要は、ワタシも彼等がやってきた学習方法を取り入れてみたら

もっと話せるようになるんじゃないかって思ったの

でもそれを聞き出す手だてがないもんでこれまたね...

ボキャブラリーを増やす自分なりのやり方として、

テキストだけの勉強だけじゃなく普段の会話の中で

例えば移動中車の中でとか、簡単な言い回しや単語を教えてくれたらすごく助かるの!

と何度もまり男に頼んでみては「うん、そうするよ」と言ってはくれるものの

実践される事がないままいつしか諦めの境地に至る

というか「これはどういう意味?」

「これとこれは同じ意味合いみたいだけどどう違うの?」

と質問攻めのやり方にシフトした


学校は楽しいけど、モヤモヤするものは相変わらずあって何度か先生に相談したさ

「先生の説明している要点やテキストの設問の要点も状況から判断できる、

でも先生の説明がワタシ1人だけちゃんと理解できないのがプレッシャー」

「まり男も普段助けてくれないからどう(勉強)したら良いのか判らない」

先生は歯切れの良いおかんタイプの女性で良いも悪いもきちんと言ってくれる人
(でもちょっとした手先の仕草とか妙に女性らしいところもあって可愛らしくもある)

だから相談すると親身に、かつズバッと言ってくれて本当に頼りになった

もちろん基本授業はオランダ語だったけど、1対1でテキストをみてもらうとき

そして相談するする時は英語で対応してくれたので

言いたい事を伝えられたし先生の言う事も理解できて助かった

以前こんな事があった

クラスメイト達がワタシに「あなたはパートナーがオランダ人だから良いよね」と口々に言う

ワタシは拙いながら「そうじゃない、何にも手伝ってもらえない。1人で勉強しているの」

でもまた「いつも一緒に居るんだからそんな訳ないよねー」とかいろいろ言われるわけ

ちゃんと説明できないもどかしさと解ってもらえない悔しさで

うぐぐぐぅ....っていつも下唇噛んでた 苦笑

そしたらそれを聞いてた先生が

「本当よ、彼女は自力で勉強してみんなに追いついてるの!あなたたちも見習いなさいよ」

と言ってくれた、めっちゃ嬉しかった

頼れる人がいなくても自分なりにがんばってることを理解してくれてたんだなあと

それからもうあんまり言われなくなった


そして先生はワタシにこんな事も言ってた

「あんまりまり男を責めちゃダメよ、オランダの男は頑固でプライド高いからね。あははははは!」

うん、学校での勉強方法云々はともかくこの先生結構好きだわ 笑

b.

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